◇◇◇ 翌朝、自分の部屋から出た途端に美味しそうな匂いが漂ってきた。 「なあ」 「わっ!!」 「いや、そんな驚かなくても」 お腹すいたなぁなんて考えてたから、真後ろで和希くんの声がしてかなり驚く。 「お、おはよ」 「おはよう。あの人、結局どこで寝たの?」 「あの人って樋口さん?リビングのソファで寝たみたいだよ。風邪引いてなきゃいいんだけど……」 私の言葉を聞いた和希くんは、なんだかちょっとほっとした様子。 あれ?私なんか変なこと言ったっけ?