沈黙が続いて、部屋に私の心臓の音が鳴り響いてしまってるような気がした。


もしこのままパパに報告されちゃったら、間違いなくこのルームシェアは終わりだもん。

ため息をつこうとしたら樋口さんが急に私の方を見たから、ため息をゴクリと飲み込む。


「……わかりました。1週間の猶予を与えましょう」


「猶予……」


「私があなたたちの関係を見極めます」


見極めるって、つまりどういう……


「それでは姫、1週間、こちらでお世話になります」


は?

え?



1週間ここに住むってこと?!