和哉side

俺の隣ではボーっとしてる好珠がいた

俺は女子に囲まれて

「ねぇねぇ!
彼女はいるの?!」

「好きな人は?!」

とか、ありきたりな質問をされていた。

あぁもう、うざってぇな....

とか思っていたら隣から

「あぁもう、うざってぇ....。」

と、好珠が言っていた。

俺の周りにいた女子は見開いてあいつのことを見てたけど

俺は思ってたことを言ってくれて嬉しくって....

それが顔に出ていたのかニヤニヤしていた

「( ´Д`)キモッ」

好珠は心の中で言ったつもりなのだろう。

だが、聞こえていた

「誰がキモイって?」

「あ、声に出てた?ww」

「ふーん?そんな事言っていいのかな?
好珠ちゃん?ちょっと来い?♪」

そんな事言ってはいるが本当は嬉しくて

いじめられずにはいられなかった

そして俺は、図書室の隣の準備室に

好珠を連れてきていた

この後は、もう、無意識だったからほとんど覚えてない

けど、強引にキスして怒らせたのは覚えている

............涙を流して............。

あいつが去って行く背中を見つめながら

「好きなのになぁ。
ごめんな....。」

そう呟いていた。

教室に戻ると好珠はいなかった

多分あいつは保健室にいるんだろうと予想がついた


放課後行ってみよ。