真田君は、めんどくさくなったのか、
「あぁー、もういい。桜木はうるせぇし、森は反応しねぇからつまんねぇ。なんかいままでの時間が無駄だったわ。」
そう言って、自分の席に戻って行った。
これって...、もういじめられないってこと?
わかんないけど、一応
「さ、くらぎ、くん?、あり、がと、ね?」
お礼を言っといた。
「別に。」
返事はそっけなかったけど、なんか、こう、胸の辺りがくすぐったくなった。
それよりも、皆は...、固まっていた。
「も、もりが、し、しゃべったぞ!!!」
と、真田君が言った。
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