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「…で、おじさんと、おばさんは海外に出張。お前は未成年だし1人になるから、たまたま卒業して戻って来た俺に子守を頼んだんだよ。分かったか!?」
「…はぃ。すいませんでしたぁ」
男はソファーで足を組んで座り、そのしたに、由紀乃は正座をしている。
さっき由紀乃の頭には、大きなゲンコツが降り注いだ。
「…で、一応聞くが、俺の事分かる?」
「借金とり…。」
「ちげーよ!!基樹だよ!吉田 基樹」
その名前を聞いた瞬間、由紀乃は目をまん丸にして基樹を見た。
「うぇーーー!!!うっっそぉぉおお!!基兄ぃぃいいい!!????こんなイケメンだったっけーーー!!???」
「うるせー!!!黙れ、チビ!!」
「は?165cmありますけど??」
「ちげーよ。女の子に付いてるヤツ」
由紀乃はキョトンとしたが、意味が分かると顔を真っ赤にして基樹を睨んだ。
「しょーがないでしょ!!育たないんだから!」
「育ててくれる男もいないもんな」
その一言に、さらに顔を赤くした。
「……別に、そんな男いらないもん。」
由紀乃はさっきまでの勢いをなくしてボソっとつぶやく。
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