tender dragon Ⅲ


コウくんが希龍くんの手をギュッと握って歩いてて、ほんとに兄弟に見えた。

小学生の心まで掴んじゃうなんて、ほんとに魔性の男だなぁ。


「美波!またあそぼうな!」

「あたしサッカー下手だけどいいの?」

あたしとやったってつまんないと思うんだけどな。

「いいの!」

「そっか、じゃあまたここで遊ぼうね。サッカー練習しとくから」

きっと希龍くんに頼めば快く練習に付き合ってくれるはずだから。


「なー美波ー」

ヨウタくんは突然…

ほんとに、突然。

「美波、あいされてんな!」

「……え?」

あいされてんな?

つまり、愛されてんな、ってことだよね。

「あの…ヨウタくん、それ意味分かって言ってるの?」