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「兄ちゃんの負けー!」
「あはは、罰ゲームだっけ?」
ほら、やっぱり希龍くんは勝つことよりも楽しませることを優先した。
15分くらいみんなでサッカーをして、ゴールを多く決めたあたしたちが勝った。
「じゃあジュース奢ってあげる。みんなで一緒に買いに行こう」
「やったー!」
コウくんは希龍くんの後をついて歩いていく。だけど、ヨウタくんはついていかなかった。
「ヨウタ?」
「おれ美波と待ってる!」
「え?」
あたしの手をギュッと握ってベンチの方へと歩き出す。
「わっ、あ、希龍くんごめんね!ヨウタくんと座って待ってる!」
「分かった」



