tender dragon Ⅲ


「希龍くん、何て言ったの?」

「んー、内緒。」

気になる。


「おれ美波と一緒のチーム!」

「おれも!」

ギューっとくっついて離れてくれない。

どういう心境の変化なんだろう。

「俺が1人になっちゃうよ。」

「兄ちゃんは上手いからいいの!」

3人対1人なんて、そんな無茶苦茶な人数設定ダメでしょ。

なんて思ったけど、相手が希龍くんなら大丈夫かな、って思ったりして。


「負けた方が罰ゲームだぞ!」

「じゃあ負けられないなー」

優しく笑った希龍くんは、そんな風に言いながらもきっと、2人を楽しませてあげちゃうんだろうな。