いても邪魔になる。
そう言おうとしたのに
「早く来いよ美波!」
「早くー!」
バタバタと走って来てあたしの手を引っ張るコウ君とヨウタ君。
「えっ…でも…」
「いいのー!早く!」
希龍くんってばいったいどんな魔法を使ったんだろう。
あれだけあたしのことを下手だと言ってた2人が、こうしてあたしの手を引っ張ってるなんて。
「あたし下手だよ…?」
「おれ美波のこと好きだからいいの!」
「おれも好きー!」
「あ、ありがと…」
まさかの返答に困ってると、希龍くんが2人の頭をクシャクシャと撫でる。
なんか、お兄ちゃんみたい。



