「何っ?」
慌てて振り返る。
そこには、あたしの白いワンピースの裾を引っ張る男の子と、赤色のカーディガンが伸びちゃうくらい引っ張る男の子。
ワンピースがフワリと揺れる。
「えっと、何…?」
あたしが突然立ち止まったから、希龍くんも立ち止まって振り返る。
無言であたしを引き留めた男の子2人は、多分小学生になったばかり。
あたしに何の用だろう。
「おれらと遊ぼー!」
「姉ちゃん可愛いから!」
「へっ?」
その間にも、彼らはあたしの服をグイグイ引っ張っていく。
「ちょ、ちょっと、伸びちゃうよ!」
「あそぼーよー!」
「いやっ、でも…」
あたしは今希龍くんとデート中…
「そこの公園でサッカーしようぜ!」
…なんだけどな…



