さっきまで目の前にいた希龍くんの顔がなくて、思わず声が出た。
でもそんなのは束の間で。
「んっ…!」
今度は太ももにチクリとした痛みと、感じたことのない生暖かい感触。
あぁきっと、首筋についたのと同じ痕が太ももにもついちゃったんだろうな、って。
「制服着れなくなっちゃうよ?」
笑顔の希龍くんが言ったことの意味をぼんやりと考える。
制服着れなくなっちゃう?
「…えっ、ダメだよ!」
そうだ、短いスカートからはきっと、太ももについたキスマークが見えちゃう。
最初からそれが狙いで…
「ダメダメ!」
「だから、言わないならやめないって。どうする?言う?」



