tender dragon Ⅲ


全身鏡で見るとやっぱり可愛いんだけど、これで働くとなるとどうなんだろう。

…でもやっぱり可愛い。

いつまでもここにいても仕方ないと、部屋を出ようとするんだけど、希龍くんの反応を考えると出るに出られない。


だけど、葉太や春斗や芽衣が帰ってきてしまったら、余計に出られなくなる。

それを考えて、思い切ってドアを開けた。


―ガチャ…

ソファに座っていた希龍くんがあたしを見る。

ジッと見つめられるから、思わず目を反らしまって。余計に視線を感じてしまう。


「あの…あんまり見ないで…?」

きっとあたし今顔真っ赤だと思う。

そんなあたしを見て希龍くんは、余裕そうに笑って「何で?」なんて言う。


「ここ、座れば?」

隣をポンポンと叩いて、柔らかく微笑んだ。