全身鏡で見るとやっぱり可愛いんだけど、これで働くとなるとどうなんだろう。
…でもやっぱり可愛い。
いつまでもここにいても仕方ないと、部屋を出ようとするんだけど、希龍くんの反応を考えると出るに出られない。
だけど、葉太や春斗や芽衣が帰ってきてしまったら、余計に出られなくなる。
それを考えて、思い切ってドアを開けた。
―ガチャ…
ソファに座っていた希龍くんがあたしを見る。
ジッと見つめられるから、思わず目を反らしまって。余計に視線を感じてしまう。
「あの…あんまり見ないで…?」
きっとあたし今顔真っ赤だと思う。
そんなあたしを見て希龍くんは、余裕そうに笑って「何で?」なんて言う。
「ここ、座れば?」
隣をポンポンと叩いて、柔らかく微笑んだ。



