クオーターだから、お婆ちゃんの血なんて少ししか入ってない。 だから、あたしもお母さんみたいにハーフが良かったな、なんて思う時がある。 お母さんすごく美人だから。 「わ…!」 急に後ろから引っ張られた。 肩に回った手。 勢い余って倒れ込んでしまったけど、しっかりと受け止めてくれる。 「近いんだけど。」 少し不機嫌な希龍くんの声が耳元で聞こえる。 ギューッと抱きしめられた。 「びっくりしたー」