「うそっ!!」

何だか急に恥ずかしくなって、慌てて首元を手で隠したけど今更だよね。


「もー、希龍くん!」

「希龍、純粋な女の子いじめんなよ。」

当の本人は笑ってるし、春斗は気まずそうだし、安田さんと葉太は呆れてるし。


「キスマークつけただけ。それ以外は何もしてないから、安田が心配することじゃないよ。」


「美波ちゃんにとっては普通じゃないもんな?」

安田さんの言葉に頷く。

あんなのが当たり前なんて、心臓がいくつあっても足りないよ。