「葉太、今日は呑みに行くんじゃなかったの?」
「そんな予定ないけど。途中で安田に会ったからスーパー寄って帰ってきた。」
そんな予定はない?
「うそ、何で?」
希龍くんを見れば、悪戯っ子のように笑って「バレたか」なんて言ってた。
「美波ちゃんが騙されたわけか。気をつけろよ、こいつ男なんだから。」
安田さんが買ってきたものを冷蔵庫に入れながら言う。葉太も頷いてた。
「あの、美波さん…」
少し気まずそうに言う春斗。
「何?」
気まずそうな春斗の代わりに口を開いたのは、呆れたようにため息をついた葉太だった。
「キスマーク見えてんぞー。」
キスマーク…って!?
「キスマーク!?」



