tender dragon Ⅲ


「え?」

「あ、帰ってきた。」

帰ってきた?

うそ、何で?

今日は呑みに行くって……


「残念、また今度。」

そう言って笑ってベッドから降りた。


―ガチャ…

立ち上がった希龍くんは、あたしの手を引いて部屋を出た。

あ、希龍くんボタン…


「おー、ただいま………希龍、ボタン。」

スーパーの袋を両手に持った安田さんが、呆れ顔で希龍くんに言う。

「そうだった。」

「お前らな、人の家で変なことすんなよ!」