「え?」 「あ、帰ってきた。」 帰ってきた? うそ、何で? 今日は呑みに行くって…… 「残念、また今度。」 そう言って笑ってベッドから降りた。 ―ガチャ… 立ち上がった希龍くんは、あたしの手を引いて部屋を出た。 あ、希龍くんボタン… 「おー、ただいま………希龍、ボタン。」 スーパーの袋を両手に持った安田さんが、呆れ顔で希龍くんに言う。 「そうだった。」 「お前らな、人の家で変なことすんなよ!」