tender dragon Ⅲ


直視出来ないとはいえ、やっぱり少しは気になるもので、チラッと見た時に目が合った。

「わっ…ごめん…!」

「何で謝ってんの?別に見てもいいよ」

クスッと笑って再びボタンに手をかけた。


鎖骨が綺麗で、肩幅だって広いし、男の子らしい体つきだった。

「…ダメ…見れない…っ」


希龍くんがシャツのボタンを3つくらい外したときだった。


―ガチャ…

なんて、玄関が開く音が聞こえた気がした。


『ただいまー!』

ドアの外から、元気な春斗の声が聞こえる。

それと同時に、室内に響く数人の足音。