tender dragon Ⅲ


呑みに行くってことは、少なくとも2時間は帰って来ないってこと。

長ければ夜中まで帰ってこない。

要するに、それまで2人きりってことだ。


「ピンチだね、美波。」

なんて笑った。

ほんとにピンチだよ。


「…っひゃ…!」

どうしようかな、なんて思ってたら、首筋に生暖かい感触。背筋がゾクリとした。

力が抜けるような、何とも言えない感覚。


ダメ。

心臓破裂しちゃう。


「美波可愛い。」

なんて言う希龍くんが色っぽすぎて困る。

シャツのボタンを1つずつ外していく姿なんて、直視出来るわけない。