こんなに甘ったるいセリフをサラッと言って、似合ってしまうんだからすごい。
「すごいキザだけど。」
自分で言ったくせに、キザだ、なんて言って笑ってる。
それでもあたしにはグッと来て、また熱くなる顔を手でパタパタと扇いだ。
「世界で一番って、規模大きいね」
「それくらい大切だからね」
「……ほんと、キザ過ぎだよ」
「たまにはいいでしょ」
薄暗くなってきた空。
気温も少し下がって、薄着のあたしたちには寒い時間帯になってきた。
…それでも、2人とも立ち上がらないのは、この空気が心地いいから。
「これからも変わんないよ。」
「ほんとに?」
「うん。これからもずっと、誰よりも何よりも美波が一番大切。」
そんな甘ったるいセリフを言った後、繋いでた手を引いて、キスをした。
それは言葉と同じくらい甘ったるくて、あたしを酔わせるには十分だった。
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