tender dragon Ⅲ


「コウ!早く!」

「待ってよ!」

慌てて帰ろうとする2人に希龍くんは、気をつけて帰れよ、なんて言って手を振ってる。

「また遊んでくれる?」

「うん、もちろん」

「やった!ぜったいだぞ!」

嬉しそうに言った後、パタパタと走って公園を出て行ってしまった。


「帰っちゃったね」

「小学生は帰る時間だよ」

グーっと伸びをして2人が出て行った公園の出口を見つめる希龍くん。

表情がどことなく柔らかい。

多分、子供好きなんだろうな。


「で、何でそんなに顔赤いの?」

「…え?」

さっきまで出口を見ていた視線はこっちに向けられていた。

希龍くんの言葉にまた顔が赤くなった気がする。バレてたんだって。