「コウ!早く!」
「待ってよ!」
慌てて帰ろうとする2人に希龍くんは、気をつけて帰れよ、なんて言って手を振ってる。
「また遊んでくれる?」
「うん、もちろん」
「やった!ぜったいだぞ!」
嬉しそうに言った後、パタパタと走って公園を出て行ってしまった。
「帰っちゃったね」
「小学生は帰る時間だよ」
グーっと伸びをして2人が出て行った公園の出口を見つめる希龍くん。
表情がどことなく柔らかい。
多分、子供好きなんだろうな。
「で、何でそんなに顔赤いの?」
「…え?」
さっきまで出口を見ていた視線はこっちに向けられていた。
希龍くんの言葉にまた顔が赤くなった気がする。バレてたんだって。



