「だからな、美波はあいされてんだぞ!」
得意気に言うヨウタくんの言葉にさえ、熱が集まるのが分かった。
あたし、愛されてる。
女の子を虜にする外見と性格を持ち合わせてて、龍泉のトップに君臨する、特別で唯一の存在。
そんな人に言われる言葉。
直接聞かなくたってあたしの心臓を締め付けるには十分だった。
「美波もあいしてる?」
「……うん、そうだね」
隣に座ってるヨウタくんの頭をクシャリと撫でると、嬉しそうに笑った。
「あ!帰ってきた!」
ヨウタくんの指差す先には、片手にジュースを抱えてる希龍くんとそれを引っ張るコウくんがいた。



