*Akane*


何が起こったんだろう。

身体中が痛い…重い…


「……ここは…ど、こ?」



「あ、朱音!」

「朱音ー!!」

「…朱音ぇー」



「…まま。

…ぱぱ。

…あなたは、誰?」



白い部屋

白いベッド

ままとぱぱと知らない男の人の顔。



「え…朱音、柊也くんよ?」


「シュウヤくん??」


「朱音のか……」


「いいです。
今言ったら、混乱するかもしれませんので。
もしかしたら…」


???


その後あたしは車イスに乗って、

担当の先生のところへ向かった。