*凜side* 『その人』とは永也くんだ。 ホントに怖かった。 私は3回目になる春との帰り道でその事を話した。 このことを知ってるのは和くんと杏と春だけ。 半身内と、親友と同じくらい大切な人... 「...悪かった...」 「...え?」 「凜にそういう過去があったの知らずに俺...」 「ううん、私も突飛ばし足りしてごめん。私、訳わかんなくなっちゃって」 こないだのことをお互いに謝った。 よかった...。 でも、私の伝えたいことはもう1つあるんだ...。