心のカギ ー告白できない恋ー





そして私はついにカツアゲ
までするような人間になった。



それはある日クラスの皆で
鬼ごっこを久々してた時だった。



美咲は鬼で、
私は鬼の美咲に言った。
「私が鬼になる、タッチして?」



美咲は誰にもばれないように
私に勢いよくタッチした。



その時に私は わざと
地面に転んで、足に傷をつけた。




その瞬間、クラスの皆は
私を心配する。


「ご‥ごめん」


そう必死に謝る美咲に
クラスの皆は怒る。



「清羅ちゃん、バレエ大丈夫なの?足って大事なんじゃない?」



「だ‥大丈夫だよ、多分‥」




「私、昔バレエしてたけど、足に傷はやばいんじゃない?」




「大丈夫だって‥へへ‥」


なんてわざと演技をした。



その日の晩に
美咲からメールが来た。



_____

ごめんね ‥ ?


足 、大丈夫 ‥ ??


_____



ああ、ほんと楽しい。
なに本気にしてんだろ。
ほんと気づいてないんだ。


_____

わかんない ‥


もしかしたらもう
バレエできないかも ‥


ねぇ、お金払って?


_____



流石にこれはしてはならない
って事くらいは自分でわかっていた。
でもこの頃の私には、
なぜか平気で出来る事だった。




あの苦しみを味わうなら
こんなこと全然余裕だった。