私は、小学生のとき
いじめ にあっていた。


クラスの”ターゲット”
になったのだ。



いじめが始まった頃に
仲のいい友達はみんな離れ、
私は”独り”だった。



私がいじめられた原因は
友達付き合いが悪いってこと。

小さな頃からクラシックバレエを
習っていた私は、友達に誘われた
放課後の誘いには全て断っていた。



最初は「なんか付き合い悪いね」
って不満を言うレベルだったが


いつの間にか「うざい」
「調子にのってる」
と言葉が酷くなり、


最後には「死ね」に
変わっていた。



そんな日々が辛くて
死にたくなった日もあった。
でも死ぬ勇気はなくて‥



そんな最悪な小学校も卒業し、
私は中学校に入学した。





その時に私は考えた。
”ターゲット”にされる前に
”ターゲット”する側になろうと。



それからの中学校生活、
相当私は酷かった。



本当の友達なんていなかったし、
あの頃のように裏切られるのが
怖くて作れなかった。


信じるなんて
私にはできないから。



そんな中学校生活で私が
”ターゲット”にしたのが
美咲だった。



私がしていたいじめは、
私が経験してきたのとは違う。
遠回しないじめだった。



私は美咲を友達と呼びながら
パシリをさせていた。