バスを降りてから
初めての京都に
私も真美も興奮する。
「抹茶!抹茶~!」
「清羅ってほんと抹茶好きだよねっ」
「へへ‥/」
私と真美が話していると
私たちを呼ぶ声がし、
「おーい、清羅と神山!こっちこっち!」
呼んでたのは蓮だとわかるり、
駆け足で蓮たちのところへ行く。
「よし、じゃあ観光開始!」
なんて蓮が叫んで
私たちは京都の町を歩きだす。
「ちょっとちょっと、清羅!」
「な、なによ」
「なんで桐木くんと呼び捨てで呼び合ってんのよ!」
「あ、それね。朝登校してた時にそーゆー流れになって‥」
「ほんと羨ましいなぁ~」
なんて言う真美。
「はいはい。ってかこの店みたい!」
私が気になったのは、
京都らしい雑貨屋さん。
「ねえねえ、蓮。このお店みてもいい?」
「うん、いいよ~」
私が蓮と話していると‥
「あ!藤原先生!一緒にこのお店みない?」
なんて真美が先生を誘う。
「おう、いいぞー」
先生は真美の誘いに乗り、
お店にはいってきた。
「お!岡本~」
「な、なんで名前‥」
「そりゃ覚えてるだろ。俺は副担だぞ?それにさっき話してた仲じゃないか。」
「先生は女子の体育、授業もってないから知らないと思ってた。」
「お前は一番に覚えた、」
なんて笑いながら言う。
先生の言葉に胸が騒ぐ。
まただ。
不覚にも嬉しくなってしまう。
これってなに‥?
