目を覚ますと、カーテンの隙間から
光がさしていて、朝だと気づく。




準備が終わり、私は玄関で靴を履く。




「 いってきまーす!」



「行ってらっしゃいっ」



お母さんに見送られ家を出る。




少し歩いていると、
後ろから私を呼ぶ声がした。




「 おはよう、岡本 」



と、桐木くんが笑顔で私に
駆け足で、向かって来る。



「 おはよう、桐木くん 」



そうすると、いきなり‥



「 清羅 っ 」


「 っえ 、?// 」




桐木くんは、いきなり私をそう呼んだ。
顔が赤くなるのが自分でもわかる。




「 そう呼んでもいい?」


「 うん、いいよっ/ 」



そう笑顔で答えて、桐木くんと
一緒に登校する。




「 俺のことは 蓮って呼んで?」



と、桐木くんに言われ
蓮 と呼ぶことになった。




学校へ到着し、バスへ乗り込んだ。



真美が隣でなぜかにやにやしている。




「 ね、真美‥?なんでそんなに、にやにやしてんの?」


「 なんで桐木くんと朝登校してたの~?」



そう口元を緩めた真美に、聞かれる。



「た、たまたまだし!//」



焦ることなんてなにもないのに
朝の会話を思い出し、
頬を赤く染めてしまう。



そんな話をしながらも
私はうとうとなり始めて、
いつの間にか夢の中にいた。