心のカギ ー告白できない恋ー





あれから何ヶ月たっただろう。



普通の日々をおくっていた私たちに
ある日が近づこうとしている。



クラスに馴染めてきた頃に
まっていたのは 校外学習 。



行先は京都。



「 いよいよ明日だね 」



いまにも音符の記号が付きそうな
るんるんで話す真美。




バス酔いの激しい真美のために
座席は前から二番目の席。




そんな感じで、バスの座席などを
次々に決めていく。




「 班、どうしようか?」




そんな真美の声で
班を決めることを思いだす。




そう、人見知りの私には
なかなか難しいことなのだ。




しかも、5人グループを作らないと
ならないわけで、あと3人
私と真美は探さないとならない。




するといきなり、話したこともない
桐木 蓮 (キリキ レン)と名乗る男たち
3人が近づいてきた。



「 岡本 ‥ だったよな? 一緒に班にならない?」




桐木くんはクラスの人気者で
なかなかのイケメン。



「 え ‥ あ、うん 」



戸惑いながらも私はそう言った。
その隣では、なぜか真美が
はしゃいでいる。



ああ、きっとイケメンの桐木くんが
同じ班だからか。と、納得する。




その日の夜は、明日が楽しみすぎて
なかなか寝ることができなかった。