「友紀からは無いのか?日ごろの感謝をこめて、とーさんにチョコッ」

「にーちゃんへはー?」



『ないよ?だってあたしはとーさんみたいに浮気もんじゃなくて亜優ひと…』

そこまで言って止める。
もう知らんあんな男っ。


「へーふーん、亜優一筋なんだねー」

「可愛いねェ」


『消え去れ』



二人が席へ戻っていく。


亜優のバカバカバカ。