『なっ、菜喜には関係ないでしょ!?なんでそんな、あたしと亜優の事にドスドスと踏み込んでくるの!?関係っ、ないじゃない!!…もうほっといてよ!!』
「友紀!」
その場に居る事が怖くなって、あたしは逃げ出した。
教室からも離れて、保健室に駆け込んだ。
『具合が悪いので休ませてください!!』
勢いでそれだけ言うと、保健医の先生はとんでもない心境を感じ取ったようにオッケーサインを出した。
あたしは奥のベッドにズカズカと入りこんで、ボフっと眠りにかかる。
チャイムが鳴る。
あたしがサボリだと自覚させる音。
うるせぇこちとら心がボンバーしそうなんだ!!


