20●●年 初春
都内某一流ホテルの会議室にて…



?「ごっごご報告いたっ致します。

れっ例の装置がっ…あのっ後三ヶ月程で完成しそうですっっっ。」


白衣を着た眼鏡の男は緊張からか声が震えていた。


目の前には10人程だろうか…様々な高級ブランドスーツやドレスに身を包んだ人達が彼を取り囲む様に座っている。



1人の男性が机の上資料にマッチで火をつけ、灰皿へ投げ込んだ…。



?「期待しているよ吉高くん。

この装置が完成すれば、今の日本が抱えている全ての問題が解決する。

そして…皆様。この事はくれぐれも内密にお願い致しますよ。」

笑顔で話しているが、隠しきれない威圧感が滲み出ている。
吉高はその笑顔に圧倒されながらも答えた…

吉高 「よっ吉田様、ごっご期待ありっありがとうございます。必ずや、かんっ完成ささっさせます。」

吉田様と呼ばれた男は満足そうにうなづき、その場を出て行った…。