三「頑張って!俺、応援してるから!!」 栞「えっ?ちょ、ちょっと!!」 私は三浦くんを止めようとするも じゃ、俺部活行くから。と言って 屋上を出ていってしまった。 私はその場にスタンッと座り込んだ。 …………私、流衣のこと好きなんだ。 そう思うと、恥ずかしくて 顔が暑くなる。 私は真っ赤な顔をした自分を 誰にも見られたくなくて 一時、その場に座り込んでいた。 その姿を、誰かが見ていたなんて、 私は知らなかった。