歌姫~幼なじみの恋物語~






三「頑張って!俺、応援してるから!!」


栞「えっ?ちょ、ちょっと!!」



私は三浦くんを止めようとするも

じゃ、俺部活行くから。と言って

屋上を出ていってしまった。




私はその場にスタンッと座り込んだ。



…………私、流衣のこと好きなんだ。


そう思うと、恥ずかしくて

顔が暑くなる。



私は真っ赤な顔をした自分を

誰にも見られたくなくて

一時、その場に座り込んでいた。



その姿を、誰かが見ていたなんて、

私は知らなかった。