歌姫~幼なじみの恋物語~






6時間目が終わり、

私は黒板に書かれた文字を見る。



栞「……… えっ。」


私は驚きのあまり、目を見開き

黒板を見つめた。



流「?……どうした。」


隣で流衣が心配そうに尋ねる。



栞「いや、あの……私って今年も

4×100m混合リレーと2000m走に出場するの?」



黒板には4×100混合リレーと2000m走の

出場者の横に、私の名前が書かれていた。



私の言葉に

流衣は呆れた声で


流「だってお前、さっき須川が

出場お願いしてもいいか、って聞いたとき、

いいよ、って言ってたじゃん。」


と言った。