流『明日の時間割、教えて。』


栞「時間割?………ちょっと待ってね。」



私は鞄からファイルを取り出し

時間割のプリントを探す。



私はプリントを手にすると

時間割を読み上げた。



栞「明日は、英語、社会、数学…………だよ!」


流『サンキュー。じゃ、お………。』


栞「ちょっと待って!!」



私は流衣の言葉を遮り

声をあげた。




流『なっ、何?どうした?』



流衣は、わたしがいきなり大きな声をあげたのに

驚いたのか、噛んでいた。




栞「数学の宿題、最後の問3がどうしても解けないの。

流衣は解けた?。」


流『なんで?』


栞「解き方、教えてほしいの。」



頭のいい流衣なら解けたかもしれない。

解き方だけでも教えてもらいたい。