でも、どうしても分からない。



私はうー、と言いながら

机に突っ伏す。



そんなとき


♪~~♪~~~♪~~


携帯の着信音が鳴った。



私は体を起こし

携帯のディスプレイを見る。



―流衣―



流衣だ!!


私はすぐに電話に出た。



栞「もしもし!」



流『もしもし、今電話いいか?』



栞「うん。どうしたの?」




流衣が電話なんて珍しい、


なんて思いながら尋ねる。