京「あれ?姉さん?」
廊下を歩いていると、
後ろから声をかけられた。
栞「京介、おかえりなさい。」
弟の京介だった。
京「ただいま。」
栞「部活お疲れ。」
練習、大変なんだろうな。
京介も今年で最後だから、頑張ってるんだろうな。
京「ありがと。」
栞「中体連っていつ?」
京「6月30日、7月1日の2日間。」
………6月30日と7月1日か。
栞「応援、行けたら行くから!」
どうか、その日は仕事入りませんように。
京介のバスケの試合の応援行けますように。
京「うん。」
栞「じゃあ、頑張ってね。」
京「ああ、姉さんも仕事頑張ってね。」
栞「はーい(微笑。」
じゃあ、私宿題あるから
と言って、私は自分の部屋に入った。
