「ワタクシのことならまだしも……旬のことまで気持ち悪いとか言うの、やめてもらえます?
 しかも、自分の父親に対してその暴言……穏やかではないですわ」

「なっ……」


 今までニコニコしてたくせに、私に鋭い視線を刺してくる。

 なっ、何も言い返せない。

 悔しいっ……私が押し黙るなんて!


「……んふ。なーんてね!」

「は……はぁーっ!?」


 真矢は表情をコロッと変えて、またニッコリと微笑んできた。


「嫌ですわぁ、ワタクシったらぁ。ちょっとカッコつけ過ぎちゃいましたわぁ。んふ!」


 嬉しそうにハシャいでるし!

 このやろ~! もう一発、殴ってやろうか!?