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お父さんの彼女発覚から一週間。
その彼女と、とうとう対面する時がやってきた!
その場所は、都心にあるイタリアンレストラン。薄暗くて白を基調とした、清潔感あふれてる内装のお店。
夜の夕飯時もあって満席。家族連れが多くて、店内は賑やか。店員さん達も忙しそうに店内を走り回っている。
「うわぁ~、ピザおいしい~!」
「本当だ、うまいな。生パスタもいけるし」
私とカツは、ピザやパスタをパクパクと勢いよく食べていた。う~ん、たまらん!
今日はオシャレな店だと聞いていたから、よそ行きの黒いワンピースを着てきたんだ。髪は、いつもの片側ポニーテールじゃなくて、服に合うように下ろした。
カツも、薄手のネイビーのジャケットに、下は白のTシャツを着ている。ちょっと大人っぽいかも。
お父さんは、いつものカッコいいスーツ姿。
「うーん、もうそろそろ来てもいい頃なのになぁ……」
お父さんは、腕時計を見ながら言った。
肝心の彼女は、まだ来る気配がなさそう。