「そうだよぉ。カツも一緒に来てよぉ」
態度をコロリと変えて、甘えるようにお願いをした。
カツが来てくれたら心強い。是非ともご同行を。
「ウソだろ? 俺カンケーないじゃん」
「カンケーある。幼稚園入る前からの幼なじみじゃない。もう家族同然のお付き合いだし。ね?」
「ね? じゃなくて。家族同然のお付き合いとはいえ、その場にただの幼なじみが来たら、変に思われるだろうよ」
そうかなぁ。変なのかなぁ?
「あ……じゃあさ、お父さんがいいって言ったら来てくれる?」
お。お願いをし直したら「うーん……」と悩みだしたぞ。
カツだったら、お父さんもオッケーしてくれるよね。二対一よりも、対等に二対二がいい。
さっきまでのカツの様子だと、再婚に賛成派っぽいけど……私がピンチになったら、きっと助けてくれるはず。
お願い、カツゥー!

