夕陽でオレンジ色に照らされた放課後の教室で、歌が聴こえた。


とても澄んでいて、優しい歌声。

俺はその声に導かれるように、歌声が聴こえるその教室へ足を踏み入れる───……



オレンジ色に照らされた赤い髪の毛が、そよ風に揺れ、フワフワと波をうつ。
その横顔はとても美しかった

俺はその見たことないその少女に見とれた───……




それが、俺との出逢いだった。