ルーツ

裕未は突然立ち上がり
叫ぶ。



その言葉は部屋中に響き渡り
その中にいるものを悲しい気持ちにさせた。






「どうしても向き合いたくない現実ってあるのよ!
どうしてあなたたちは私をそっとしておいてくれなかったんですか!




ああ、いや…いや…」




顔を覆い泣き叫ぶ裕未を
中村巡査はもう慰めることはできなかった。