ルーツ


「ええ。分かっています。
僕たちの生活をぶち壊しに来たんですよね。


静かに暮らしていた僕たちの生活に
土足で上がりこんで


この暮らしは間違っている。
今すぐ辞めなさいと言いに来たんですよね」



裕未がケーキと紅茶を皆の前に持ってくる。



カップを置く瞬間カタカタと音を出す裕未。




「なぜなんですか?
なぜ今の暮らしをこのまま続けてはいけないんですか?



僕たちはお互いに納得してここにいる。
しかもお互いに深く愛し合っている。



ここにいる理由って
それだけでいいじゃないですか。



なのに、あなたたちは邪魔をしようとする。



間違っている。



あなたたちは間違っている!」