僕が恋した、13歳年上のお姉さん  

「柊哉・・・?」


「結婚するんやってな?」


「えっ!?」


「なんで俺には黙ってたんや?」


「柊哉・・・ それは・・・」


「俺は何にも知らんと彩菜を・・・最低や・・・」


「ちがう、柊哉は何もわる・・・」


「おまえがそんな女とは思わんかった!!」


柊哉は彩菜の言葉を遮るように怒鳴った。


「おまえがそんな女やとは・・・」


「柊哉・・・」


「二度と俺に近付くな!」


「あっ・・・」


柊哉はそう冷たく言い放つと、
一人駅へと向かって行った。


「柊哉・・・」


彩菜は柊哉を追うことも出来ず、
その場で立ち尽くす。


「柊哉・・・」


柊哉の冷たい言葉、冷たい視線・・・


彩菜は胸に悲しい気持ちがドッと込み上げてくる。


『ちがう、ちがうの柊哉・・・』

彩菜はそう心の中で呟きながら
もう見えなくなった柊哉の姿を想い涙を流した。