「柊哉の奴、何が『別に・・・』よっ!
もぉぉぉー腹立つ!」


弥夜はプールでの柊哉の言葉を思い出していた。


どうせ私は胸がないわ! 

彩菜みたいにスタイル良くないし!


「あっ! 彩菜・・・」


何故か彩菜の名前を口にしていた。


「秋篠彩菜・・・」


柊哉、ホンマにあの女と何かあったんかな・・・?
話の流れでは・・・ヤッたとか・・・

ううん、そんなはずない!
柊哉があんな女とヤるはずがない!
あんな下品で最低な女と・・・


どうせまたあの女、色気使って柊哉を弄ぶつもりや!
好きでもないくせにやさしいフリして、
その気にさせといて飽きたらポイッや!
自分が楽しむだけに男を弄ぶ最低な女や!


私は知ってる、あの女の本性を全部知ってるねんから。