僕が恋した、13歳年上のお姉さん  

俺たちはなんとかチャイムまでに教室に入り、
遅刻は免れた。

そして宣弘の尋問からも・・・


しかし、また後でしつこく聞いてくるに違いない。

宣弘は柊哉を見てニヤリと悪そうな顔で笑った。


最悪や・・・



それにしても、今日の俺は何か違う。


いつもの教室、いつもの風景なのに
何故かいつもと違う気がする。
なんか自分だけが少し大人になったような気持ちになってる。


これが初体験した時の気持ち・・・


けどそれは嬉しいものではなくて、
何故か胸が締め付けられるような思い。


普通は、初めて経験した時は嬉しいはずなんだろう。
大好きな人と初めて繋がれて、
何かを共有し、深い何かで結ばれたような、
そんな大人になれた気がするだろうからだ。

友達の経験談を聞く限りではそう思っていた。


でも、俺は違う・・・
後悔、罪悪感の方が勝っている。


最悪な初体験だ・・・



キーンコーン、カーンコーン♪


「よっしゃぁぁぁー!
プールの時間やぁー!」


2時限目のチャイムが鳴ると同時に宣弘が勢いよく立ちあがった。