僕が恋した、13歳年上のお姉さん  

「なのにどうして? 
なんで今になって諦めるの?
やっと柊哉と結ばれたんでしょ? 
なのになんで自らそれを手放すの?

あなたがずっと願ってたことでしょ?
なのになんで!? なんでなの秋篠彩菜!」


「・・・・・」


「今になって怖くなった? 年齢の差が?」


彩菜の肩がまたピクリと動いた。


「本当に好きならまわりに何を言われてもいいよね?
好きだって飛び込んで行けるよね? 
それとも大人の考えってやつ?
大人にもいろいろあるのよ、
子供にはわからないって言いたいの?

ふざけんといて!
そんなの逃げてるだけやん。
自分の気持ちから逃げてるだけやんか。

何が大人にはいろいろあるや、
世間がどうだ、安定した暮らしがどうや、
そんなんで恋なんかできるか! 
そんなんで人を愛せるか!
そんなあんたで人を大切になんかできるか!

確かに私らは世間知らずな子供かもしれへん、
でもな人を好きになる気持ちはホンマや、
いつも全力で相手を想ってる、いつも全力で恋してる、
簡単に諦められるような、手放せるような恋愛はしてないねん!
子供の想いをナメんなよ!」


弥夜は彩菜に向かってそう叫んだ。