僕が恋した、13歳年上のお姉さん  

「彩菜・・・?」


「・・・・・」


彩菜は何も言わないまま突っ立っている。


「彩菜ぁぁぁー!」


柊哉がどれだけ叫ぼうが彩菜は振り返らない。


「彩菜ぁぁぁー! こっち向いてくれ!」


すると、彩菜は背を向けたまま歩きだした。


「彩菜、ちょっと待ってくれ!」


「こらっ、暴れるな!」


「連れていくぞ!」


ガードマンが柊哉の体を抱えて歩きだした。


彩菜はの姿はだんだん遠くなっていく。


「彩菜ぁぁぁー!」


柊哉はそのままガードマンに捕まれ
ロビーの外へと連れて行かれた。


「柊哉・・・」


彩菜は拳を強く握りしめながらその場を後にした。