僕が恋した、13歳年上のお姉さん  

「別れ話でもしてたんちゃうか?」


「別れ話?」


「うん、柊哉と付き合うことになったからさ」


「そうか、そうなんか」


晃は別れ話じゃないかと言ったものの、
内心は半信半疑だった。

婚約したのにそんな簡単に別れられるものなのか?

その疑問がずっと残っていたからだ。


そして弥夜も同じことを考えていた。


すると、今度は60代ぐらいの男女がカフェから出て来て、
彩菜と男性に近付き話しだした。


「なんや? あの人らも知り合いか?
会社の人たちやろか?」


「いや、ちがうっぽいなぁ・・・」


とても親しく話してはいる四人、
いや彩菜だけは丁寧に話しかけている。
その行動から晃はピンときた。


「あれって彼氏の両親ちゃうか?」


「えっ!?」


「彩菜さんだけがなんかよそよそしい」


「そうかぁ?」


「それに彼氏とあの男の人なんか似てるぞ」


「んん? そう言われてみれば・・・」


よく見たら彼と男性は顔がよく似ていた、
それからも彼と男性は親子だと覗える。


弥夜はそんな四人を黙ってじっと見ていた。