彩菜の頭に後悔する柊哉の顔が浮かんだ。


「ああっ・・・嫌だ・・・」


そんな柊哉見たくない。


そんな顔見たら私、耐えられない・・・


彩菜は急に怖くなった、柊哉といることが、
自分が傷つくことが・・・


やっぱり無理だ、柊哉とは結婚できない。


今がよくてもきっとこの先、続かない・・・


彩菜は自分の腕をギュッと掴んだ。


ちがう・・・、ちがうよ・・・

私じゃない、柊哉だ・・・


柊哉の未来を考えて、私が柊哉を
諦めなきゃいけないんだ。


私が傷つくとかじゃなく、
柊哉のために・・・


私が柊哉の目を醒まさせてあげないといけない、
こうゆうのは大人の私がちゃんと・・・