「俺のために初めてをくれて、ありがとう」


「柊哉・・・」


俺は本当に嬉しかった。
彩菜がこんな気持ちでいてくれたことが。

そして思った、俺は彩菜を守って行きたいって。


「彩菜、俺と付き合ってくれんか?
もちろん、結婚前提で」


「えっ? 柊哉、何を言って・・・」


「わかってる、彼氏がおることも、
おばさんや親戚の人のことがあることも。
けど、俺は彩菜と一緒にいたいんや、
彩菜を守って行きたいんや!」


「柊哉・・・」


「俺、一生懸命働いて、
みんなに納得させられるだけの男になる、
だから俺と・・・俺と一緒にいてくれ!」


俺は真剣だった、彩菜と一緒にいるために。

そのためなら何だってする、
彩菜を愛しているから。